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掲載日:25.04.02

サンリツ・成田事業所/自動寸法計測器の見学会開催
~航空貨物の寸法を自動計測により作業時間96%削減の効果

 サンリツ(本社=東京)は2月18日、千葉県成田市の成田事業所第2倉庫で自動寸法計測機の見学会を開催しました。サンリツは、スイスの計量器メーカーであるメトラー・トレド製「TLD870」を2023年12月に導入し、従前は手動計測で約90秒かかっていた作業を4秒で完了させ、作業時間削減率96%の効果を上げていると発表しました。

〇パレット積み貨物や木枠梱包の航空貨物の寸法測定を省人化
 見学会が実施された第2倉庫は成田空港近くに位置し、1階にある保税蔵置場(8691㎡)に輸出用航空貨物を保管しています。梱包エリアを設け、貨物横持ちなどによる輸送ダメージを最小限とするほか、リードタイムの削減を可能としました。
 サンリツは、2024年3月期からの中期計画において、シームレスな国際一貫物流サービスによる輸出入案件拡大を掲げ、物流DX分野に注力しています。既に2018年に京浜事業所にオートストアを導入済みであり、第2倉庫では無人フォークリフトを導入し、パレット単位の貨物自動棚入れを推進しています。
 次なる省人化のターゲットとする工程は貨物の重量・サイズの測定です。段ボールなどの手荷役でできる計測器は市場に複数ありますが、パレット積み貨物や木箱梱包などの計測器は、メトラー・トレド製品しかなかったといいます。
 「出荷前の貨物測定は重量計測器により計測できていたが、貨物の縦・横・高さの各サイズはメジャーによる手作業が必須となり、従来の計測時間に加え、ラベルに転記する際に記入ミスが発生していた」とサンリツ事業戦略部の田原慎也部長代理は振り返ります。
 見学会では、庫内に設置された自動寸法計測器「TLD870」のほか、フロアスケール(貨物の重さを測定する計量装置)「PFA584」や、オプションのカメラの稼働状況も見ることができました。荷姿画像の撮影データや貨物サイズの測定結果は、瞬時に荷主やフォワーダーに自動送信されます。
 第2倉庫では、毎年年末や中国旧正月の前後に、貨物が満杯状態近くなることが多くなるといいます。自動計測数を(現在は月間約800パレット)月4000パレットにすることを当面の目標としており、「他拠点も含め、“点”で入れているマテハンや自動化機器などを“線”で結び、全体最適を目指す」と田原氏は展望しました。


サンリツ・成田事業所第2倉庫

TLD870は4秒で計測完了

撮影された荷姿は自動転送