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掲載日:25.03.05

花王とキリンビバレッジ/拠点間輸送の協業を開始~空車の戻り便を活用~

 花王とキリンビバレッジは、2月から両社の物流拠点間での往復輸送の協業を開始しました。
 花王の川崎物流センター(神奈川県)から更埴物流センター(長野県)へ輸送した後の空車区間(戻り便)を利用し、キリンビバレッジの子会社である信州ビバレッジの工場(長野県)からキリンビバレッジの川崎物流センターへの輸送後の空車区間(戻り便)を組み合せたルートを利用します。空車となっていた戻り便のトラックを活用することで、輸送効率化とCO2排出削減に貢献します。
 今回の協業は、荷主として輸送実績データを保有し利活用できること、戻り便で積載できる物量が確保できること、両社の片道輸送をつなげられる輸送区間が存在すること、といった条件が合致しました。
 この協業により、輸送トラック台数(年間延べ300台以上)および約15%のCO2削減を図ることができます。協業開始にあたっては、輸送工程などの確認を経て、配送量を段階的に増やし、さらに共同輸送区間の拡充も検討するとしています。