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掲載日:25.03.05

三菱食品とPALTAC/異業種連携による物流協業~車両・物流拠点を共同化~

 食品卸大手の三菱食品(本社:東京)と、化粧品・日用品・一般医薬品卸大手のPALTAC(本社:大阪)は、持続可能な物流の構築、両社の物流事業の拡大を目的とした連携・協業に向けた基本合意を、1月21日に締結しました。
 4つの協業テーマを定め、実現に向けて協議・検討を進めます。①既存の物流拠点(三菱食品376カ所、PALTAC23カ所)の有効活用、②共同配送の推進(三菱食品1日7600台、PALTAC同1500台の配送車両の空積・空車の共同配送による配送効率化)、③共同物流センターの検討(新しいサプライチェーンモデルや最適な倉庫管理システムの検討)、④物流DXの共同研究(データ連携基盤の構築、マテハン設備・システムの共同研究)を行います。
 両社は、ドラッグストア・コンビニ・スーパーなど小売業との間で商流・物流を担っており、同一の販売先も多く存在しています。しかし、食品と日用品では異なるサプライチェーン・物流網が構築されており、同一の小売の物流拠点・店舗に対して別々に届けることが業界の常識となっていました。物流2024年問題など大きな環境変化に見舞われ、従来の方法で流通網を維持することは困難な状況になりつつあり、両社の持つ物流資産やノウハウを相互利活用することとしたものです。