最新業界動向:
掲載日:25.02.05
トラック事業者数/24年3月末現在、一般は2年連続減、特積みは増加基調
国土交通省がまとめた2024年3月末現在のトラック事業者数は、特積みが319社(前年同期比6社増)、一般が5万7459社(同290社減)、特定が305社(同4社減)で、これに霊柩を加えた合計は6万2848社(同292社減)となり、2年連続減少しました。
特積みは7社が参入し1社が撤退しました。10年前と比較して43社増、5年前と比較して16社増と最近は増加基調にあります。
一般トラックは、2007年度まで一貫して増え続け、特に90年の物流二法施行から毎年度約2千社が参入し、約1千社が撤退する状況が続いていました。その後は新たに参入する事業者数が減少し、13年度に1千社を下回りましたが、17年度に再び1千社を超えて21年まで続き、22年度は959社、23年度は754社にとどまりました。一方、撤退事業者数は、22年度1066社、23年度1044社と1千社前後の撤退が続いています。
一般トラックの5万7459社は、90年度比で2万974社増(57.5%増)に当たります。
一般トラックの運輸局別事業者数は、前年度と比べて中部のみ増加しました。東北89社減、北陸信越44社減、近畿42社減、中国38社減、関東33社減などとなっています。
車両規模別の構成比は、10台以下の事業者が54.8%と過半数を占めます。11~20台が21.1%、21~30台が9.5%、31~50台が7.6%、51~100台が4.9%、101~200台が1.5%、201~500台が0.5%、501台以上が0.1%となっています。
なお、貨物軽自動車運送事業者数(軽霊柩・バイク便含む)の合計は23万4625社。うち関東が43.3%、近畿が16.2%、中部が11.2%。この3地域で全体の70.7%を占めています。
運輸局別事業者数