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NXトピックス:
掲載日:25.02.05

NXグループ/Tive社と戦略的パートナーシップ契約を締結~半導体産業などの温湿度管理や衝撃管理が求められる貨物を対象に、リアルタイムモニタリングサービスを提供開始~

 NIPPON EXPRESSホールディングスは、リアルタイムで正確な貨物情報のモニタリングが可能なサービスを展開するTive,Inc.と戦略的パートナーシップ契約を締結しました。



 Tive社は、アメリカ・ボストンに本社を置き、最新のテクノロジーを活用してサプライチェーンの可視化を可能にする“リアルタイムモニタリングサービス”を提供しています。正確なロケーション情報の取得、温度・湿度・衝撃・照度といった情報のモニタリングにも対応し、半導体や医薬品など高品質な物流サービスが求められる業界に最適なソリューションを提供します。
 NXグループは、「NXグループ経営計画2028Dynamic Growth 2.0“Accelerating Sustainable Growth ~持続的な成長の加速~”」において、半導体関連産業を重点産業と位置付け、半導体に関連した物流の取り組みを加速させています。
 数あるモニタリングデバイス・サービスの検討・検証を実施し、より高い安定性を保つ加速度計測により貨物に衝撃が加わったタイミングを正確に記録、温度管理に加えて湿度管理にも対応するTive社との戦略的パートナーシップ契約を締結しました。厳格な温湿度管理や衝撃管理が求められる半導体関連産業を中心に、貨物の輸送状況をEnd to Endでモニタリングする輸送サービスのさらなる品質向上を実現します。

■提供するサービスの概要
 Tive社のリアルタイム追跡が可能なIoTデバイス(通信機能付きデータロガー:Solo 5G)を活用し、半導体や医薬品など高付加価値貨物の輸送状況を、リアルタイムで詳細にモニタリングします。今後は、NXグループの国際航空フォワーディングサービス「e-NX Visibility」と連携し、より正確で透明性の高いサプライチェーンを顧客に提供します。

■Solo 5Gの特長
・位置情報とともに温度、湿度、衝撃、照度といった様々な面から貨物をモニタリング
・5G通信、GPS、Wi-Fiを活用してリアルタイムにクラウドに情報を送信、
 Web上から迅速な情報確認が可能
・計測ならびに通信間隔の設定がカスタマイズでき、充電不要で最大150日利用可能
・ワンウェイで利用ができることから、これまで必須だった回収の手間を削減
・GxP(*1)やFDA21 CFR Part 11(*2)といった、
 厳格な品質基準が求められる輸送に対応

(*1) GxP(Good x Practice):医薬品等の研究開発・製造・管理・保管・流通各段階における製品の品質、安全性やトレーサビリティを確保することを目的に策定された、品質ガイドライン・規制の総称。
(*2) FDA 21 CFR Part 11:FDA(米国食品医薬品局)が制定した「電子データと電子署名」に関する規則で、医薬品や食品の販売許可申請の際に必要な要件。