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掲載日:25.01.08
東洋製罐GHD/鉄道モーダルシフトを拡大~24年問題で31ft私有コンテナ導入
東洋製罐グループホールディングスの連結子会社である東罐興業および東罐ロジテックは、物流2024年問題対策の一環として、長距離のトラック輸送から貨物鉄道輸送へのモーダルシフトを拡大します。物流事業を手がける東罐ロジテックは、新たに31ft私有コンテナを2基導入し、東罐興業が製造する包装容器の貨物鉄道輸送を開始しました。
トラックによる輸送時間と輸送量の大幅な削減を進めることで、温室効果ガス排出量の79%削減を目指します。トラック輸送時間は、1601時間から286時間へ削減(省力化率82.2%)、トラック輸送量は、66万8千トンキロから5万5千トンキロへ削減(転換量転換率91.8%)が目標です。
東罐ロジテックは、従来から12ftコンテナによる貨物鉄道輸送を実施しており、さらなる積載効率向上を図るために31ft私有コンテナを2基導入。これにより、3つの輸送区間において年間840トン(31ftコンテナ168個分)の輸送を予定しています。
輸送品目は、東罐興業の小牧工場、静岡工場、福岡工場で生産された飲料メーカー、ファストフード、CVS向けなどの飲料・食品用包装容器(紙・プラスチック製品)。輸送区間は、①西浜松駅(発地・静岡工場)~福岡貨物ターミナル(着地・福岡倉庫)、②名古屋貨物ターミナル駅(発地・小牧工場)~福岡貨物ターミナル駅(着地・福岡倉庫)、③福岡貨物ターミナル駅(発地・福岡工場)~西浜松駅(着地・大東倉庫)です。
温室効果ガス排出量8割削減を目指す