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掲載日:25.01.08

農水省/中継共同拠点施設の整備を支援~物流効率化実装地域を拡大

 農林水産省は、産地や卸売事業者、小売事業者、物流事業者などで構成される協議会が、物流生産性向上や中継輸送、共同輸配送、モーダルシフトに取り組む際の実装支援や設備・機器導入支援、中継物流拠点の整備を支援します。
 今年度の補正予算に、物流革新に向けた取組の推進のうち「持続可能な食品等流通緊急対策事業」として、29億7300万円を計上しました。
 同事業は、「物流生産性向上推進事業」(予算額9億7300万円)と「中継共同物流拠点施設緊急整備事業」(同20億円)の2つで構成されます。
 物流生産性向上推進事業は、標準仕様パレットの導入による物流標準化、伝票の電子化やトラック予約システム導入などによるデジタル・データ連携、船舶や鉄道による農林産品共同輸送(モーダルシフト)、ラストワンマイル配送が対象です。具体的には、パレタイザーやクランプフォークリフトなど物流効率化に必要な設備・機器の導入を支援するとともに、本事業を活用した物流改善の提案、協議会の設置や事業実施に当たっての助言・指導を行い、産地の課題に応じて物流の専門家を派遣する伴走支援も行います。
 中継共同物流拠点施設緊急整備事業は、大型車に対応したトラックバースの整備や、コールドチェーン確保のための冷蔵設備の導入などを支援します(補助額2分の1)。
 これらにより、物流の効率化に取り組む地域の拡大を目指します。