物流用語に強くなろう:
掲載日:24.12.04
複合運送証券(C.T.B/L=Conbined Transport Bill of Lading)
海上輸送をベースに、航空輸送、鉄道輸送、トラック輸送など複数の輸送手段を組み合わせた複合輸送により荷受け地から荷渡し地まで輸送される際に、複合輸送事業者(主にNVOCC=外航利用運送事業者)が荷主に発行する運送契約を結んだことを証明する書類のこと。
B/L(船荷証券)は、従来は国が異なる2港間の海上輸送の際に発行していましたが、現在はNVOCCがLCL貨物(小口混載貨物)をドア・ツー・ドアの通し運賃で一貫輸送することが通常になっています。このため船荷証券に関する規定(例えば、貨物引き渡し後は、荷主の請求により引き渡しがあった旨を記載したB/Lを交付しなければならないなど)は複合運送証券についても準用するとされ、複合運送証券は船荷証券の一形態と位置づけられています。
1980年に制定された国連複合運送条約では、複合運送証券を「Multimodeal B/L」としており、このほか「Intermodal B/L」と呼ばれることもあります。