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掲載日:24.12.04
国交省/国際物流の多元化で代替ルート検証へ~参加事業者を公募
国土交通省は、今年度予算に計上された「国際物流の多元化・強靭化に向けた実証調査」の公募を開始しました。公募期間は12月6日までです。
対象は日系荷主・物流事業者。安定的なグローバルサプライチェーンを確保するため、従来の輸送手段・ルートを代替または補完する輸送手段・ルートについて実証輸送を実施し、有効性を検証します。
対象となるルートは、日本を発地または着地とし、①パキスタンのカラチ港からアフガニスタンを経由して中央アジアと日本をつなぐルート、②北米ミニランドブリッジ(北米港湾・カナダ港湾で揚げ、内陸鉄道)を利用して日本と欧州をつなぐルート、③南シナ海を迂回し日本とASEAN諸国をつなぐルート、④このほか、中央回廊カスピ海ルートを利用した特別な輸送提案など、新規性が認められるものとなっています。11月中旬から来年1月までに実施することが条件です。
実証輸送実施に当たり、調査協力経費として1輸送につき原則110万円を国費より支出します。輸送コスト、リードタイム、輸送品質、輸送の際の手続き、トレーサビリティ、BCPルートとしてのリスク評価を行います。
応募先は、同省物流・自動車局物流政策課国際物流室。