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掲載日:24.11.06
オートストア/冷凍冷蔵機能を追加~国内市場で営業強化へ
オートストア日本法人は、「マルチ温度ソリューション」を含む4つの新機能を実装します。今回発表されたマルチ温度ソリューションは、1つのAutoStoreキューブ内に冷凍・冷蔵ゾーン(-25℃の冷凍ゾーンから6℃までの温度帯域)で稼働が可能となるため、冷凍空間でのピッキングの必要がなくなります。「過酷な労働環境を改善できる」のが特徴です。冷凍冷蔵倉庫は工事や消費電力にも莫大なコストを要しますが、「オートストアのソリューションとして、既存の倉庫に後付けで可能。冷凍倉庫と比較して最大4割程度の電力で運営できる」こともメリットであるとしています。
マルチ温度ソリューションは、ノルウェーの食品流通会社Haugaland Storhusholdning社に稼働中のほか、La Reserve des Saveurs社に導入予定です。日本国内でも冷凍冷蔵市場の拡大を受け、営業活動を強化させたい考えです。
また、追加機能として、商品を保管する保管ビン(専用コンテナ)を積み上げるための枠組みを垂直方向に拡張し、高さ330mmのビンを16段から18段、220mmは24段から26段に増加する「グリッド拡張」のほか、「電動サービス車両」「ソフトウェア強化」にも対応します。