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掲載日:24.10.02

商船三井さんふらわあ/大洗~苫小牧航路に初のLNG燃料フェリー~進水式ではLNG燃料タグボートがサポート

 商船三井と商船三井さんふらわあが建造中のLNG燃料フェリー2隻のうち、2番船の命名・進水式が9月4日、内海造船因島工場(広島県尾道市)で行われました。
 式典では、ホクレン農業協同組合連合会の篠原末治代表理事会長により「さんふらわあ ぴりか」と命名されました。2025年春頃に内海造船から引き渡しを受け、大洗~苫小牧航路の深夜便に就航する予定です。
 商船三井さんふらわあが運航するLNG燃料フェリーは、23年から大阪~別府航路で就航中の「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」、25年初頭に就航予定の姉妹船「さんふらわあ かむい」と合わせ、25年までに4隻体制となります。
 船名「ぴりか」の由来は、アイヌへの畏敬の念を示し、伝統と未来をつないでいくとともに、就航地である北海道を連想することを意識しています。ピリカが持つ「美しい」「きれいだ」「豊かだ」の意味から、明るく美しい未来を照らし続ける存在となることを願って命名しました。
 進水にあたり、商船三井が保有し、グループ会社の日本栄船が運航する国内初のLNG燃料タグボート「いしん」が補助曳船作業を行いました(写真)。
 商船三井グループは、内航フェリー事業において環境対応をリードするとともに、将来的にはLNGに代わる新燃料の採用も選択肢として研究・検討を続けます。