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掲載日:24.10.02

伊藤園とコカ・コーラ/飲料メーカー2社が協業~小売店舗への混載配送を開始

 伊藤園とコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、愛知県新城市を中心とするエリアで協業配送を開始しました。
 コカ・コーラ ボトラーズジャパンが委託する物流パートナーが、店舗配送後の復路で伊藤園豊橋支店に立ち寄り、伊藤園の製品を積載します。コカ・コーラ ボトラーズジャパンの倉庫に一時保管後、翌日以降に両社の製品を混載し、共通店舗へ納品します。各取引店舗での伝票などは物流パートナーが管理し、両社が触れることがないように各社の決められたルールで処理します。
 伊藤園は、自社物流拠点から小売店に製品を配送する際、営業担当者が直接提供するルートセールス方式を採用していますが、取引先店舗間の移動に際して長距離となってしまうケースが発生し、配送効率の低下が課題となっていました。コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、自社物流拠点から小売店に配送する際、特定のエリアでは日によって積載量にバラつきがあり、積載率や配送効率が低下することが課題でした。
 両社は7月に実証実験を行い、8月から本格的に協業を開始しました。飲料メーカーの2社がトラックとドライバーをシェアして、1配送当たりの積載量を向上させつつ輸送距離を最小化することで、配送効率の向上と環境負荷低減に貢献します。今回の取り組みで得られた知見をもとに、他のエリアへの拡大も進めます。