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掲載日:24.07.03

JR貨物とJR西日本/鉄道アセットを活用した水素輸送・供給・利活用拡大に向け調査検討開始

 JR貨物とJR西日本は、国土交通省の令和5年度鉄道技術開発費補助金の交付を受け、岡山地区におけるメチルシクロヘキサン(MCH)による水素輸送・供給に関する調査検討を実施することとなりました。
 倉敷市水島から津山市にわたる岡山地区において、水素キャリアとしてのMCH※、脱水素後のトルエンの貨物鉄道による輸送に関する調査、複数種の交通機関などに供給する総合水素ステーションの設置・運営に関する調査、水素輸送・供給までの事業モデルの実現性および事業性の評価を行います。
 貨物鉄道による輸送の調査をJR貨物が、総合水素ステーションの設置・運営に関する調査をJR西日本が行い、水島製油所で水素の受入・貯蔵・供給に向けた検討を行っているENEOSと連携して、事業モデルの構築を目指します。
 両者は同計画の実現により、鉄道アセットを活用した水素利活用の拡大による地域の経済・産業の持続的発展や、水素輸送による地域外への水素利活用の展開に寄与できると考えており、地域の自治体や企業との連携を図りながら、水素社会の実現に貢献していく考えです。

※水素ガスの500分の1の容積で常温常圧の液体。貯蔵や輸送等、取り扱いが容易なことが特徴


水素輸送・供給・利活用のイメージ
(JR貨物ホームページより)