物流情報ポータルサイト

24.07.03 アサヒグループとNLJ/ダブル連結トラックを活用した工場間の直送を開始 24.07.03 JR貨物とJR西日本/鉄道アセットを活用した水素輸送・供給・利活用拡大に向け調査検討開始 24.07.03 コープさっぽろグループ/物流会社と青果卸5法人の全株取得~末端物流機能を強化

NXトピックス:
掲載日:24.07.03

NXアメリカ/EVトラックを初導入
~今年度中に14台の導入を計画し、CO2排出量削減による気候変動への対応強化

 NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社、NXアメリカは、気候変動への取り組みの一環として、走行中にCO2や汚染物質を排出しない電気自動車(EV)トラックを初めて導入し、5月30日よりサンアントニオ営業所(テキサス州)で稼働開始しました。


(NXアメリカで導入したEVトラックヘッドと53フィートコンテナ)


 NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、気候変動への対応強化を重要課題(マテリアリティ)の一つと位置づけ、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」へ賛同を表明し、その提言内容に基づいた気候変動への対応を推進しています。自社事業におけるCO2排出量削減に努めるとともに、顧客のCO2排出量削減に貢献する商品やサービスを開発・提供することで、地球環境の保全と事業成長の両面に貢献することを目指しています。
 米国では、2030年までに新車販売の50%を電気自動車などのゼロエミッション車とする目標が設定されており、特にカリフォルニア州では、トラック、バスなど全ての中型・大型車両について、2045年までにゼロエミッション車とする目標を掲げています。このため、企業は将来の事業維持・拡大においてゼロエミッション車の導入が必要不可欠となっています。
 NXアメリカは、今回EVトラックを初めて導入し、サンアントニオ営業所(テキサス州)で稼働開始しました。今年度中にロサンゼルスや、シカゴ、ラレー(ノースカロライナ州)などの拠点で合計14台の導入を計画し、導入初年度は自社事業におけるCO2排出量を年間約11%削減することを見込んでいます。
 また、燃料燃焼などによるCO2排出量削減(スコープ1および2)が難しい顧客に対して、EVトラックによる運行スケジュールを独自に設定し、削減可能なCO2排出量を数値化することで、物流活動におけるCO2排出量(スコープ3)の削減をサポートします。