物流用語に強くなろう:
掲載日:24.03.06
ランディングギア(Landing Gear)
トレーラをトラクタとの連結から切り離す時に、トレーラの前方をジャッキのように地面から浮かして、トレーラの前部を支えて自立させる装置です。日本語では「補助脚」と言います。なお、航空機が着陸する際の緩衝装置もランディングギアと呼びます。
トレーラをトラクタとの連結から切り離す手順は、①ランディングギアを地面に向けて伸ばし、トレーラを浮かす。②カプラとキングピンのロックを外して、トレーラを切り離す。③その際、トレーラがランディングギアを支えにして自立できるようにする。
トレーラのランディングギアの多くは手動式です。手動式の作業は、ハンドルを何回も回す時間を要する重労働であるため、女性や高齢ドライバーが増えている昨今では、バッテリー駆動の電動式や、トラクタのエアを活用したエア式で簡単に切り離しができるようになったものもみられます。
ランディングギアは、正しく使用しないとトレーラが傾いて転倒するなど、重大な事故の発生を招く原因となるため、取り扱いには注意が必要です。
ランディングギア
(いすゞ自動車ホームページより)