物流用語に強くなろう:
掲載日:23.11.01
包装モジュール寸法(Packing Module Size)
パレットに効率よく積み付けることができる寸法のことで、「JIS Z0105包装貨物-包装モジュール寸法」として定められています。
包装モジュール寸法の前提となるのがユニットロード寸法「JIS Z0161」です。パレットの平面寸法として1984年に「1200×1000mm」と「1100×1100mm」が制定され、2015年に「1200×800mm」(いわゆるユーロ規格)と「1219×1016mm」(米国規格)が追加されました。
この4種類の平面寸法に対して、包装モジュール寸法として「600×400mm」、「600×500mm」、「550×366mm」の直方体輸送包装の平面寸法が規定され、それぞれの寸法ごとにピンホイール積み付け(縦と横の風車型積み付け)ができる組合せを定めています。
例えば、「550×366mm」は、「1100×1100mmパレット」の半分と3分の1の長さであり、この寸法のダンボールであれば6個積み付けることができます。「600×400mm」、「600×500mm」はユーロパレットサイズの半分の寸法となります。
モジュール(Module)は「基本となる単位」のことで、多くの場合基本となる寸法(長さ)を指します。
ピンホイール積み付けの例