物流用語に強くなろう:
掲載日:19.09.18
絵符、会符(えふ)
荷物に取り付けられる、「取扱注意」などの荷物の情報が記されたシールやバーコードのことです。また、荷物に不具合があった場合に発見した人の氏名や日付、不具合の内容を記入する場合もあり、このことを「エフ付け」と言ったりします。
荷札が、荷物の送り先や差出人などを記すのに対し、絵符は主に取扱注意事項が記されます。
荷物に不具合があった際の絵符には、日本能率協会マネジメントセンターによると、「赤エフ」と「白エフ」があり、赤エフは専門の技術スタッフしか処置できない不具合の場合に使用し、白エフはそれ以外を指します。
江戸時代に、幕府や大名、公家、寺社などが荷物を送るときに、誰の荷物かを明らかにするために荷物につけたのが始まりで、絵符のほか伝符、行李符とも呼んでいました。通常は木札に穴をあけて紐を通して荷物に吊していました。