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掲載日:16.02.04
全ト協/ロールボックス作業中の死亡事故防止を要請
ロールボックスパレットを用いた荷役作業中の死亡災害が後を絶たないことから、全日本トラック協会は労災防止対策を推進するよう、星野良三会長名で各都道府県トラック協会に要請しました。
特にトラックから荷降ろしする際、テールゲートリフトにしっかり載っていなかったり、リフトに載せた際に傾いたり、勝手に動き出したりして作業者がはねとばされたり、下敷きになる等により死亡する事例が発生しています。
このため、厚生労働省などがまとめた「ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル」の周知徹底を求めています。
マニュアルは、安全作業のための8つのルールとして、①段差・傾斜のある場所での慎重な取り扱い、②作業服・作業靴・保護具の使用、③必ず両手で操作する、走行時以外はキャスター付ストッパーを使用するなど基本操作の徹底、④状況に応じた押し・引き・よこ押し作業の併用、⑤複数人での取り扱い、⑥最大積載量の確認など積み方のマスター、⑦折りたたみ・組み立て・積み重ね時の注意、⑧テールゲートリフターでの取り扱い(昇降板に乗って作業しないなど)を記しています。